第7日 8月14日(金)  午前、ウイーンで自由行動。午後、列車でプラハへ戻る。夜は宴会



(1) ハイリゲンシュタット


 ウイーン2日目は朝から自由行動。メンバーはそれぞれ買い物や観光へ出かける中、私も単独行動で、ベートーベンゆかりの「ハイリゲンシュタットの遺書の家」を訪れました。
 芸術家ゆかりのスポットには事欠かないウイーンの中でも、ハイリゲンシュタットはベートーベンとは切っても切れない第一級の遺構でありながら、ウイーン中心部から手ごろな距離にあり、半日で気軽に行くことができます。
 と、こう書いてしまえばスイスイと行動したように見えますが、
「・・・さあて、昨日はシュトラウスの像を見たから、あとはウイーンといえばやっぱりベートーベンだわな、・・・・あれ、あの有名なハイリゲンシュタットって、地図で見たらすごい近いやん、ホテルから1回乗り換えただけで行けるし。これなら一人でもなんとかなるわな。」
・・・というトホホな決め方の産物。

 まあ決め方はどうあれ、
彼の地の価値になんらケチがつくものではありません。見知らぬウイーン市19区の一角で、しみじみといい午前を過ごして参りました。




■地下鉄とトラムで


朝のウイーン中央駅。人影はまだ少なく、
構内の広さが際立つ



ウイーン中央駅から地下鉄「U1」線でまず市街
中心部へ。karlsplatzでトラムに乗り換え

地上のトラム乗換案内。言葉がわからなくても、
なんとなく伝わるようにはできてますな

トラムの「D線」終点のNussdorfから歩きます


ガイドブックをたよりに彷徨すること約20分・・・

ようやくそれらしい建物が現れました
(壁面の旗と銘板がこのページの上のもの)


■ハイリゲンシュタットの遺書の家



反対側から見るとこんな感じ。
そこそこ生活感あります


通りから建物に入り、通りぬけて中庭に出る。
部屋には普通に人が住んでいる気配。



中庭に面して建つベートーベンゆかりの部屋。
このカットはどのガイドブックにも載っている。
中庭が狭いのでこの角度からしか撮れない
 

入館料を払うと「Japanese?」と尋ねられ、
日本語のガイドブックを貸してくれる。

ありがたいのだがちょっと拍子抜け

3部屋ほどの展示室があるこじんまりした館内

たぶんこれが遺書。かなあ
(ガイドブックは時代背景等の考察が主で、
個別の展示品についてはいまいちよくわからず)

 

裏庭からの風景


近くのハイリゲンシュタット教会も著名
 

見学を終えて記念に一枚。
顔は日焼けで真っ赤です
(クリックするとQuickTimeムービーが流れます)

■ウイーンで見かけた“その筋の人”


ふたたびトラムと地下鉄を乗りついで、
お土産を買いに市街中心部へもどります


地下鉄では高架を走る区間もあります。
北大阪急行みたいなもんですね

繁華街「マリアヒルファー通り」にある大型書店、
「タリア」をめざしてZieglergasseで下車


子供のウケ狙いでドイツ語版のコミックスを購入。
「ワンピースはヨーロッパ中で大人気だぜ」と
レジのおっちゃんもなぜかうれしそう


こちらをチラチラと気にしながらも、
“その筋のマンガ”を読みふける“その筋の人”

趣味は国境を越える

(2) 最後の晩餐

 自由行動を終えてホテルをチェックアウトし、15時7分発のrailjetでプラハへ戻ります。
ここで、実は一行の人数全員分の座席指定が確保しきれていないのでは?!というハプニングが発覚しましたが、乗ってみたらなんとかなるやろ、ということで出発。あちこちの車両の空席に分散して、結局無事プラハまで座って帰ってきました(詳しくは下の写真で)。
 そし今日がプラハ最後の夜。高カロリーな旅を締めくくる宴となりました。

 
座席上の荷物棚のところに予約の入っている区間が表示される。
それ以外の区間や、何も表示のない座席は空いているから座っていい。


車内にて


この駅で降りたらどんな人生に出会えるのか



きのう来た道を後戻りするかのような風景


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ペットの持ち込みOKなのか、こんなお客も



最後の晩餐

最後なのでいつもと違う店に、ということで
F氏が先導中。
夜8時前ですがまだ明るい

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たぶんステーキ。素朴な盛り付けとお値段は、
やはりウイーンの比ではない

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酢漬けっぽいサラダ。飾り気がなさ過ぎる

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kakko