■第5日 8月12日(水) 14時(日本時間21時)から、プラハ市内旧市街広場の聖ミクラーシュ教会で
コンサート。
17時から同教会で、ミロスラフ・ケイマルさん(元チェコフィル首席トランペット)の
コンサートを鑑賞。終演後、ケイマルさんともども宴会。
(1) ベトナム料理店にて
今日はいよいよ聖ミクラーシュ教会での演奏会の日。午前中は昨夜の飲み疲れをホテルで癒し、正午過ぎに現地集合です。
教会に向う道すがら、昼食を済ませようということで、ツアコンF氏が案内してくれたのはベトナム料理店(左写真)。
「あたしゃもう30年プラハにいるけど、いまだにチェコ語なんてよくわかんないわ」とでも言いたげな(あくまでも主観です)、無口でこわもてのベトナム人らしきおかみさんがホールを切り盛りするお店。値段は日本で食べるのと同じくらいなのでチェコでは決して安くはないですが、地元のビジネスマン風諸氏にも人気のようでほぼ満席。
麺類、汁物をランチで頼みましたが、さすがにアジアンフードは口に合う!! 「出汁」とか「うまみ」という味に対する感覚は、やはり国は違えどアジアはひとつ。旅の疲れも吹き飛んで、これからの大きな舞台に向うパワーをいただきました。
Eさんご夫妻のオーダーは右が焼きそばだっけ?
左は何だっけ?ご本人の申告があれば、訂正
させていただきます。かかってこいや☆
F氏のオーダーは鶏のフォー
(お米の麺の汁物)
私は牛のフォーとノンアルコールビール。
生き還るぅぅ〜
■突然ですが、またトラムの話
昼食に向う道すがら、偶然にトラムの軌道工事に出くわしましたので、 載せておきます。
こうした工事は少なくはないのか、乗り場の時刻表や交通局のWEBサイトには「00系統は00月00日から00日までは
運転経路を変更」といった案内が載っています。
同行のメンバーは関心がないのか(ないだろうな)、必死で写真を撮っている私には目もくれず、どんどん先に進みます。
その非情な後ろ姿とともにお楽しみください。
重機で舗装をはがしております
道端には新しい転轍機(ポイント)の
ユニットが置かれております
はたらくクルマはかっこいいですね
石畳をはがしてレールを敷き換えます
これもポイントの一部ですね、と感心する
私を置き去りにするEさん(赤いケース)
(2)聖ミクラーシュ教会での演奏会と打ち上げ
演奏会場の聖ミクラーシュ教会(右写真)では常にさまざまなコンサートが催されていて、今日の夕方5時からはツアコンF氏の師匠であるトランペットのケイマル先生のソロコンサート、8時からはプラハ放送響の弦楽アンサンブルが行われますが、我々はそれに先立って14時からの演奏です。
師匠方の演奏は有料ですが、我々はそれに肩を並べて木戸銭をいただくわけもなく、無料でやらせていただきます。
観光客が自由に出入りする中でリハーサル。石造りで天井の高い教会の響きはもうこの世のものとは思われず、吹き終わってからも天井あたりに8秒以上もただよう残響は、まさに「天の声」です。
しかしこの残響に助けられ、プラハ到着後5日目にして3回目の演奏会で疲れの見え始める中、力を抜いて楽に吹けたように思います。
●録音 オープニングの「トランペット・ヴォランタリー」。 ※頭が少し切れています
「第2日」の演奏と響きを聞き比べてみてください。
「タダやったらちょっと聞いていこか」という感じで、堂内には世界各地からの通りすがりの観光客が着席していますが、こちらもこうした環境での演奏が3回目という慣れもあってか特に緊張もせず、2時間弱の本番を終えました。
そして5時からはケイマル先生の演奏で、おなじみのアルビノーニ他をオルガンの伴奏つきで。2階のバルコニーから降ってくる、御歳を感じさせない(もう70歳オーバー、ですか?!)甘くて太い音色と輝くハイトーンにしびれまくりました。
夜はケイマル先生ともども打ち上げに繰り出し、予定された3回の演奏会すべてを終えた安堵感で、今夜も空ジョッキの山を築いたのでありました。
教会入り口にはさまざまな演奏会の
予定などが張り出されておりまして
我々のポスターもありました!
畏れ多くもケイマル先生のポスターよりも
目線が高い・・・
わちゃわちゃと準備しております
「天の声」が降ってくる堂内
オルガンが置かれたバルコニー。
ケイマル先生はここで演奏していました
我々は礼拝台正面にセッティング
本番前に1枚
本番中
本番後。やれやれ
本番後、教会前のテラスでさっそく一杯
場所を移して打ち上げ
今日の演奏会の仕掛け人師弟コンビ
ケイマル先生とツアコンF氏
ビール、ビール、ビール
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