■第3日 8月10日(月) 終日自由行動。夜は宴会。
(1)プラハの休日
昨日の日曜日は、プラハ到着の翌日ながらさっそく演奏会を迎え、緊張している暇もないまま、夢心地でBlandys城での本番を終えました。
夜は例によってホテル近くで宴会をしたはずですが、絵日記を書こうとしたらその時の写真が1枚も残ってない!よほど疲れていたか、初日の宴会とビジュアル的に変わり映えがしないので撮るのをやめたか、のどちらかでしょう(多分後者)。
さて今日は完全オフ。例によってF氏率いる市内観光組、ビールに目がないチューバのS氏は工場見学&試飲、トロンボーンI氏ご夫婦は隣国ドイツのドレスデンまで足を延ばして観光、などなど思い思いに過ごすことに。私も少しチェコの雰囲気に慣れてきたので、トラムを使ってひとり街に繰り出すことにしました。
トラムなら、少々乗り間違えても引き返せばOK(これ前フリです)。きままな散策に、車内からの町並み見物にピッタリです。
(・・・なんだかガイドブック調になってきて気持ち悪いorz でも直さないw)
(2)トラムで徘徊
最初に訪れたのは、ホテルの近所にあるトラムの車庫(右写真)。プラハに着くなり、なぜかみんなが「岸君、車庫あるで♪」と嬉しそうに教えてくれるのです。なぜだかさーっぱりわかりませんが、まあとりあえず行っとくことに。
その後みやげ物屋をまわったり、プラハ市の交通博物館へ行くつもりがトラムの方向を逆に乗ったり、トイレを探してあせりまくったりするうちに午前中が過ぎ、とりあえずプラハ城下の「マロストランスカ広場」で昼食。この界隈には公衆トイレやATMもあって、旅行者には心強いポイントです。
プラハにはやたらと「ケバブ屋」が多いようで、ケバブとサラダのセットを広場沿いのテラス席でかき込みながら、地図をにらんで午後の作戦を立てます。
●マロストランスカ広場で
ちょっと疲れたお母さん。
無邪気な姉弟がまぶしい
レストランに一人で入る度胸がない
ので、ケバブにしました。てへ
作戦会議中。単独行動は作戦の如何が
生死にかかわる。自作自演。バカだねえ
●とある終着駅で
交通博物館をめざしてトラムに乗ったはずが路線を間違え、22系統の西の終着、「ビーラ・ホーラ」駅に流れ着きました。
外国の知らない場所で、ひとりポツンと折り返し時間を待つのは、最高に贅沢な時間です。
(ちなみに後から調べたら、博物館は平日が休館。今日は月曜日、行けなくて結果オーライ。)
終点は「折り返し」ではなく、「Ω」型の
ループになっている。ここは「降り場」
「乗り場」に移動して、
先客の旧型車両と並ぶ
駅の近辺には由緒ありげな建物も
●トラムのある風景
滞在中に撮ったさまざまなシーンです。
空港からの幹線道路と並走する
26系統。チェコサッカーリーグの
古豪、ACスパルタ・プラハの本拠地
「ゲネラリ・アレナ」前で
中央郵便局前を行く9系統
上写真の「ビーラ・ホーラ」駅を始点に
プラハ城の建つ丘をマロストランスカ
まで下ってきた22系統
マロストランスカ駅からマロスト
ランスカ広場へ抜ける道には→
1車線分の狭い空間を、「ガントレット
ポイント」という特殊な構造の軌道で
上下線が交互通行を行う難所があり→
よくこんな感じで対向列車の
信号待ちをしています
ホテルの前を走っていて
一番お世話になった5系統
ルドルフィヌム(芸術家の家)の
最寄駅「スタロムニェストスカー」を
出てマーネス橋へ向う18系統。
新型の車両内部はおしゃれで機能的
でもエアコンはついてない
(3)楽器博物館
チューバのS氏が「今日行こうと思ってます」というので、こんな施設があることを初めて知りました。
場所はマロストランスカ広場からトラムでひと駅下がったところ。入り口の掲示を見ると、火曜日が休館日、今日は月曜日でぎりぎりセーフ!館内では貴重な楽器の展示はもちろん、音に関わる前衛的なテーマ展示や、戦争を背景とした暗黒の時代を振り返る展示など、多角的なプログラムを展開していました。
入館したところで、帰り間際のS氏と案の定ばったり。ちなみに彼は、ここにも展示されている古楽器(セルパン)を個人で所有しているという、いい意味でヘンな人です。いい意味で。
中央は吹き抜けで、展示室は
各階の回廊式になっている
鍵盤楽器や大型のオルゴールの
類も豊富にあります
コルネット(ツィンク)など
バイオリンにベルがついてます!
これは聴いてみたい
笛のご先祖いろいろ
サックスのご先祖?
金管のご先祖いろいろ
オフィクレイド、セルパンなど
低音楽器のご先祖
ハンドルのついたトロンボーン。
初めて実物を見ました
宗教画の中で天使がよく持って
いそうなやつ
クラリネットのご先祖
チェコに来て初めて冷房機器を
見たので、感動して写したもの。
楽器とは関係ない
(4)今宵も宴会
今日の夕食はF氏の先導で、地元の口コミで伝わる“隠れた名店”へ。オープンテラスでビールとチェコ料理を楽しみます。
イケメンウエイターの先導で席につくと、いきなりお茶目な九官鳥がお出迎え。
今度はやたら渋くていい声のウエイターが「ビールのLarge(500ML)だね?そうこなくっちゃ。Small(300ML)なんか、お子様の飲み物さ!」と笑い飛ばしながら、どんどんお代わりを運んできます。今日もカロリー計算とは無縁のプラハの夜です。
まずは定番のピルスナー
そして黒
豚のスペアリブ(たぶん)。
付け合せのホースラディッシュと
キャベツの酢漬けが病みつき!
こちらは鶏。中にはお米(か何か)が
詰まってます
これは確か牛の煮込み、だったかと
(意識不詳)
いい声で攻めてくるウエイター
すっかりゴキゲンで店を出る
この明るさだがもう夜9時前
どこをどう乗り継いで帰ったんだか
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kakko