第3章 実地踏査1(野田駅周辺)

 図書館から地下鉄と環状線を乗り継いで野田着。見晴らしの良いホームからは、
これから目指す中央市場の高い管理棟が間近に望めます。
 下図が現在の野田駅付近の状況です。(丸数字はそれぞれの写真の位置)

野田駅ホーム


A.ランプ部の状況
 野田駅構内の福島方から分岐して地平へと下って行きます。
車内から1
 福島方の車内から。(@
 右側の線路は桜島方面への貨物線
 ここから分岐して地平へ降りていた
車内から2
 もう少し近いところからだとこんな感じ



B.北口を探索!
 高架の北側に沿って探索を進めました。
駅前
 北口の道路の真上にはランプが
 屋根のようにせり出している(
A
高架下
 ホーム下を道路が通る。手前が環状線、
 奥側が大阪市場線のランプ。早くもこれ
 だけの高低差が。(
B

築堤
 駅前の商店街を過ぎるとランプは高い
 築堤状となる。 (
C


C.幻の踏切
 地平に降りきった地点はかつて踏切でした。
踏切左手
 踏切の左手はランプの終端部。
 一部はガレージに化けていた。
 (コンクリート壁はランプのもの)
 フェンスから中を見てみたが、草が
 生い茂って見通しがきかない。
D
踏切正面
 かつての踏切だが、地盤がやや
 こんもりと高くなっている以外には
 何も痕跡はない 
E
踏切右手
 踏切の右手にはすでに民家が。
 中央のレンガ壁の家の幅が
 かつての路盤跡 
F


D.アンダークロス
 左カーブで弧を描きながら、環状線の高架下へ切れこむようにアンダークロスして行きます。
アンダークロス1
 高架手前の敷地がわずかに掘り下げ
 られ、住宅地として造成されている。
 間もなくここにも家が建つ 
G


枕木
 高架下に放置された枕木を発見
アンダークロス2
 高架下は現在駐車場。かつてはこの
 空間をDLや蒸機が走りぬけた。
 桁下の黒ずみは蒸機の煤煙か



バラスト
 駐車場の片隅にころがるのは紛れもなく
 道床のバラストだった
アンダークロス3
 大阪環状線に並行する市道を横切って
 貨物線は伸びて行った
 (正面奥の街路樹の位置が路盤跡)




 路盤跡には続々と家が立つ。ほどなく
 高架北側の区間の廃線跡は視界から
 消えてしまうだろう





 駅北側の探索はこれで終了。
 アンダークロス地点から南側
 へと進みます。


(C)Takashi Kishi 2003
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(すすむ)はーいそがし。はよいかなー!
えっほえっほ。こととんこととん。(もどる)