ほら、これでどうですか。
「・・・何が
(・◇・)」  
  って、上↑のタイトル画像のことですよ。ちゃんと今回は写真もベタも「普通車カラー」でまとめましたから。
「・・・地味
(^3^)!」
  車体色への苦情なら会社の方にいってください。私の責任じゃありません。

 ・・・いったい誰と話しているのでしょうか。
 さて前半戦は、東青山での折り返し列車観察が予想外に面白くて退屈する暇もなかったが、後半戦スタートの伊勢中川も、
これまた大忙しだった。
 大阪・名古屋・伊勢の3方面の接続駅で、大ターミナルである大阪上本町の7面6線にも比肩する5面6線のホームを持つ。
ここに、ラッシュ時では2分に1本、データイムでも3分に1本が発車するという、山手線なみの過密ぶりで、そのおよそ3分の1は
特急列車が占める。
 平成24年の駅別乗降客人員調査(あの東青山が、調査日当日の乗降客数「1人」という驚異的な記録を作った、アレ)に
よれば、伊勢中川は6,876人となっている。伊勢市(6,626人)、宇治山田(8,403人)などと比べても特に少ないというわけでは
ないが、発着する本数からいえばこの2倍はあってもいいはずで、やはり地元客の乗り降りというよりは、特急同士の乗り換えの
ための停車、という意味が大きいのだろう。

 ホームの端からは、「中川短絡線」を直通する列車の姿もすぐ間近に見える。この短絡線の初代は、名阪ノンストップ特急の
ために1961年に完成したが、同線がまたぐ中村川の治水を改良するため、2012年に現在の位置に架け替えられたばかり。
 余談ながら、この中川短絡線は伊勢中川駅の構内配線の一部とされているので、たとえ駅ホームに立ち寄らなくても、この
短絡線を通れば、伊勢中川駅を経由したことになるのだそうだ。これは今回調べてみて初めて知った。



まだ真新しい短絡線。左が大阪方、
中央奥が名古屋方。



堤防に残る初代短絡線の橋台跡。
左が大阪方、中央奥が名古屋方、
右が宇治山田方。


名古屋方からの本線と合流して
伊勢中川に進入。


6号線に到着。東青山との区間運転の
折り返し専用。

大阪方から急行がやってきたかと
思えば・・・

名古屋行き「伊勢志摩ライナー」が
発車。とにかく忙しい駅だ。


3方向への列車で時刻表はびっしり!

同じホームで方面別の特急に
乗り換えできる。
■第6行程 普通 白塚行
駅 名 時 刻 記 事
49 伊勢中川 13:29 名古屋線最初の列車は2両編成。(このページのタイトル画像。)
50 桃 園 13:33 この名前を見ると、漫画の「鬼灯の冷徹」を思い出す。
51 久 居 13:35 大昔の上司に、このあたりの出身の人がいたっけ。
52 南が丘 13:38 名前からわかる通りの、まだ新しい駅。
53 津新町 13:41 か細い単線が寄り添ってくる。臨港線だろう。    ・・・と思ったら、JR関西本線の「本線」だった。
54 13:44 JRと寄り添ったまま。
55 江戸橋 13:50 名古屋線黎明期の歴史に登場する由緒ある駅。それはいいけど、午前中の大阪線の人身事故の影響で、
通過列車3本をここで一気に退避して13:55発(5分延)。
56 高田本山 13:52 カミさんからメール。「白の洗面台、頼んどいたから」。いま風呂場の改築中なのです。
57 白 塚 13:54 車庫で休んでいるのは、団体専用車「新あおぞらU」15200系。
赤とクリームの編成は、初代「あおぞら」号の復刻塗装、とのこと。
(ウィキより)

団体専用車が休む白塚


■第7行程 普通 近鉄四日市行
駅 名 時 刻 記 事
57 白 塚 13:55 白塚止めの車両から、同じホームで近鉄四日市行に乗り移る。1分接続。
58 豊津上野 13:58 名古屋到着まで、まだあと2時間。でも大阪上本町を9時に出発してから、5時間過ぎた。
59 千 里 14:00 右窓の向こうに伊勢湾が見え始めた。
60 磯 山 14:03 その湾の方向へと水路が走り、水門がある。土地が低そうだ。
61 鼓ヶ浦 14:05 ひたすら直線が続く。
62 白 子 14:07 実際の運行は14:11着、14:16発。遅れを2分取り戻した。
14:14
63 千代崎 14:17 あちこちで田植え中。
64 伊勢若松 14:19 平田町方面の鈴鹿線が分岐する。
14:21
65 箕 田 14:23 左窓のかなたに御在所岳の輪郭が見える。
66 長太ノ浦 14:25 これで「などのうら」とは難読である。
67 14:27 発車するとすぐにS字カーブ。案の定、川を渡る。
68 北 楠 14:29 ここを出ると今度は鈴鹿川を渡る。
69 塩 浜 14:31 大規模な検修施設がある。
入れ替えに使うトラバーサーや、
電気検測車「はかるくん」モワ24などが見える。
14:32
70 海山道 14:34 「みやまど」。これも難読。臨海部の製油所からやってくるDD51牽引のタンク車と並走する。
71 新 正 14:36 妙に慎重なブレーキ扱いをする。
72 近鉄四日市 14:37 14:40着。遅れは縮まっていない。
ホーム売店が全部ファミマ。


■第8行程 準急 近鉄名古屋行
駅 名 時 刻 記 事
72 近鉄四日市 14:54 車両運用はさっきまで乗ってきた編成がそのまま近鉄名古屋まで行く。7分遅れの特急を待って15:00発。
73 川原町 14:56 高架工事中の仮駅っぽい。
74 阿倉川 14:58 チャクラ?!
75 霞ヶ浦 15:00 また自宅からメール。洗面台交換の最終確認。
76 近鉄富田 15:03 JRや三岐鉄道と路線が輻輳する。
77 川越富洲原 15:05 ふと気がつくと下校の高校生が乗っている。もうそんな時間なのだ。
78 伊勢朝日 15:09 駅前が東芝さん。
79 益 生 15:12 JR快速「みえ」通過。
80 桑 名 15:13 15:19着。遅れは縮まらず。
15:14
81 近鉄長島 15:18 長島温泉といえば関西ではそこそこ有名。駅前には旅館の送迎バスがいた。
82 近鉄弥富 15:22 木曽川前後の旧線橋台遺構などが有名。
83 佐古木 15:25 「あこぎ」、ではない。
84 富 吉 15:27 15:34着。ここから先、準急の停まらない駅があるので、当駅発の普通に乗り換える。


■第9行程 普通 近鉄名古屋行
駅 名 時 刻 記 事
84 富 吉 15:35 通過列車を待って15:37発。いよいよ最終ランナー!
付近の川は澱み、排水機場などもあって湿っぽい。
85 近鉄蟹江 15:38 特急退避で15:44」発。
86 戸 田 15:40 駅間が短いので遅れを取り戻せない。
87 伏 屋 15:43 高架に上って一瞬スピードが出るが、すぐ地平に戻る。高架化の全面完成が待たれる。
88 近鉄八田 15:48 名古屋市街の高層ビルなどが見えてくる。
89 烏 森 15:49 「かすもり」。からすもり、ではない。
90 黄 金 15:51 JRのヤードが広がる。高速道路が頭上をかすめ、名古屋らしくなってくる。
91 米 野 15:53 ヤードの片隅に間借りしたような駅。大都市・名古屋駅のすぐ隣なのに、付近は一般の住宅が密集している。
92 近鉄名古屋 15:55 15:59、ついに地下駅の1号線に到着。。
ほぼ9時間で大阪線・名古屋線の全駅各駅停車を完乗。
フェイスブックで名古屋到着のコメントをアップし、
これから「あおなみ線」に乗り換えて、名古屋フェリーターミナルへ向かう。

                                  (この項おわり)
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