高架化された福井駅で サンダーバードを見送る |
福井駅東口広場。 新幹線の高架がここまできている |
永平寺行きの廃線跡が分岐していく (えちぜん鉄道 永平寺口駅) |
終点・勝山の側線に憩う珍品たち (クリックして拡大) |
勝山駅前は「社会資本整備総合交付金」で整備中 | |
勝山駅前の目抜き通りを進むと、すぐに九頭竜川にさしかかる。勝山橋からの景観に暑さを忘れる(口絵参照)。 めざす「Y」は表通りから路地を入った、目立たぬ場所にあった。まず目に入ってきたのは製粉所で、蕎麦屋はその棟続きになっていた。開店時間の11時には10分早かったが、恐る恐る引き戸を開けると快く招じ入れられた。 店の切り盛りは、30代〜40代の女性が3人。製粉所はそのうち誰かの親父さんだろうか、じいさん一人の担当であった。冷3品、温1品のみのメニューの中からおろしそばを注文して待っていると、中学生くらいの女子が店番に加わって女性が4人になった。この4人の相関関係はよくわからないが、訊くのもヤボである。30分ほどで食事を済ませ、見事なまでに人気のない街中を散策してから勝山駅前に戻った。 駅近くのポイントをロケハンして、えち鉄の写真を撮った。1時間に上下4本のパターンダイヤで、下り電車が到着すると、ほどなく先着していた編成が上り電車として発車していく。バスの発車までに、到着・発車それぞれ1本ずつのシャッターチャンスがあった。一面緑の稲穂の波をさざめかせながら列車が去り、南中したばかりの太陽が容赦なく照りつけた。 |
(C)Takashi Kishi 2011 |